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本日は議案質疑日。私の一般質問報告は(3)

2021.9.14…今日は議会運営委員会から始まり、本会議議案質疑、予算決算常任委員会と続く。明日から委員会で、私の所属する総務財政市民常任委員会となります。


 さて、私の一般質問の報告は第3回目(ボリュウムが大きく便宜上4回に分けています)となります。大項目2番で行った通学路の安全対策です。私以外にも取り上げられていましたが、これは6月に千葉県八街市で起こった小学生を巻き込んだ悲しい事故が契機になっております。この事故を受けて、国は安全対策に乗り出し、通学路の総点検を行うことになりました。そして埼玉県も計画的に総点検を行ってきましたが、この質問の趣旨は、(1)これまで出来なかったことが実際に何が変わるのかということ、(2)八街市の当該小学校PTAも前もって危険性を訴えていたが改善されず事故が起こってしまった。このように事が起こってから動き出す姿勢で本当に良いのか、良いはずはない、そしてこれはどこの自治体にも当てはまるということです。


 Facebookにはいつも投稿して来ましたが、私はつい最近まで、6年間児童生徒の通学路安全見守り立哨を行ってきました。そして後半の3年間は、中高生が7回も事故に巻き込まれた危険箇所を担当しましたが、学校に訴えても、市に訴えても何も大きな改善は見られませんでした。自分の体を生徒の自転車にぶつけて、車との接触を止めたことも、生徒の救急車について行き病院に付き添ったこともありました。それでも変わらない。だから、八街市の当該小学校PTAが子どもを思い、どれほどご苦労を重ねて来たのかが手に取るように分かるのです。今回、飲酒運転のトラックに未来ある子ども将来が奪われてました。本当に悲しくて辛いことです。事が起きてから動いても遅いのです。総点検といっても本気さが感じられないのです。久喜市においても、総点検を受けて教育委員会、交通安全を担当する部署が警察とも連携して動いていくことは示されましたが、だから何が改善され、子どもたちの安全がどう確保されるのか、それこそが大事であって、そこにこそ目を向けてもらいたいのです。私は、私自身が現場で見てきたこと、感じてきたことを強く主張しました。だって、子どもたちに何かあってからでは遅いからです。改善するには、基準等を四角四面に捉えていてはダメです。例えば、見通し基準があってミラーがつけられないと行政側が主張する箇所も、実際に事故が頻発していれば現場特有の死角があるとも考えられるのではないかと疑って欲しい。子どもたちはまだ車やバイクを運転したことはありません。だから運転者の視点が欠けていることを理解して欲しいのです。現場に毎日立って、見ていれば状況が分かり、何が問題なのかがわかります。机の上で議論していても分からないので、何度も現場で検証してみるべきです。


 現場主義で地域に出てみれば、いろいろなことが見えてきます。しかし、私の経験から、現場を知らないで理論で物事を決めるところにそれを訴えてもなかなか伝わりません。それは両者に隔たりがあるからで、見る視点が違うからです。例え机の上で議論がされても現場の状況を理解し、物事の道理を肌身で知っているかどうかは雲泥の差を生むと思っております。このことが今回のような悲しい結果を生んでしまったのだと考えます。何かあってから動くのではなく、何かが起こる前に全力の対策を講じるべきです。子どもたちを犠牲にしないためにも、大人たちが「難しい」からと決めてしまわず、出来ることを見つけてみませんかということを今回の一般質問の中で訴えました。

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