大学での学び、議員活動の実務で役立っています
2021.9.3…今年の3月まで2年間、拓殖大学院地方政治行政研究科で、議会・議員活動にも直結する社会保障や地方財政、租税論、地域交通、自治体経営など徹底して学びました。つまり、仕事を通して日々関わっているものを、学問の上で研究し直して、さらに実務に活かそうとの思いからです。そして、今春から他大学の博士課程に進もうと考えていたのですが、コロナ禍で大学院自体が通常通り動いていないことから、断念をして、日本大学法学部通信教育課程第3学年に学士入学しました。こちらは30年ぶりの法律の学び直しです。
法律は改正があるので、以前学んだことをそのまま使えませんし、また30年前に学んだ民法や刑法、行政法なども忘れてしまっていることがたくさんあります。また、通信教育は基本一人で学び、数多くのレポートを作成することから、途中で挫折してしまう方が多いと聞いております。私も、この4月からすでに14つの課題レポートを作成して大学に送っていますし、授業や試験で、この1カ月でさらに9つの課題レポートを書き上げました。例えば、民法では「詐害行為取消権について」「動産先取特権物上代位と抵当権先取特権の差異」、刑法では「構成要件の因果関係について」など、知識を必死に思い出しまた新たに学びを得ながら取り組んでいます。
そして、こうした学びが、すでに議会・議員活動で活きております。今日も2件市民の方からご相談を受けたのですが、その中にも民法や特別法(借地借家法)の該当分野の知識がすぐに役立ち、雇用や請負、賃貸借など契約に纏わることや労働法の分野に関することなど論点整理ができました。自分の中で、法的な論点整理ができるかどうかは、こうした活動の中では大きく違ってきます。また、一見議会・議員活動ではあまり関係なく思える刑事法学の分野も(こちらは大学院でも授業をとっていました)、実は、犯罪被害者等支援条例や再犯防止計画を議会で取り上げたり、刑法改正を求めた意見書に質疑した時も、地域の防犯対策を進める上でも役立ってきたので、引き続き学び続けていきたいと思っています。
大学院の時もそうでしたが、仕事がある中で時間を作ることはなかなか大変ですが、頑張っていくことで、仕事(議会・議員活動)の方も充実していきます。しっかりと取り組みます。
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